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「ゼロカーボンシティ特別区」に向けた取組み(葛飾区提案)<令和4年度>
調査研究報告書のポイント
- 令和3年度の調査研究では、CO₂排出量の抑制に向けて、現在と同様の方法で排出削減を進めても、2050年「ゼロカーボンシティ特別区」の実現が困難であることが明らかとなった。
- 令和4年度の調査研究では、各区が単独で取り組むだけではなく、23区の連携によるCO₂排出量の削減を目指し、特に高い効果が期待される「再生可能エネルギー電力利用の推進」、「中小企業の脱炭素化への支援」、「建物・住宅のZEB・ZEH普及の推進」、「森林整備の取組みによる吸収量の確保・効果の把握」の4点に絞り、23区の連携方策を示した。
- これらの連携方策を具体的な行動につなげるために、次の3つの提言を行った。
①地球の温暖化を防止することが区民の生命、財産を守るうえで喫緊の課題であることを認識し、対策の時間も極めて限られていることを自覚し、このことを「オール特別区」の決意として明らかにする。
②特別区が一体となった事業者支援を促進し、官民一体となった取組みを加速化させるため、金融その他の団体との連携に向けて合意形成を図る。
③気候変動に関わる各区の部長を構成員とする会議体を組織し、各区が共同して行動できる施策を検討し実施する。
テーマ提案区・参加区
提案区
葛飾区
参加区
葛飾区 千代田区 新宿区 江東区 渋谷区 中野区 豊島区
北区 荒川区 足立区 江戸川区 東京二十三区清掃一部事務組合
(公財)特別区協議会
【オブザーバー】東京都環境局
研究体制
- 崎田 裕子(ジャーナリスト・環境カウンセラー)(リーダー)
- 藤野 純一(公益財団法人地球環境戦略研究機関 上席研究員)(副リーダー)